福岡での行政書士開業

こんにちは。福岡のやどりぎ行政書士事務所です。

ぼくは、福岡県福岡市の東区で行政書士を開業しました。迷うことなく、自分が生まれ育った街である福岡を選びました。

福岡は、少子高齢化と人口減がおそろしいほどのペースで進む日本にあっても、なお右肩上がりで成長を続ける稀有な県です。

今でこそ、コロナの影響でインバウンドも停滞していますが、外国人観光客にも人気の、アジアへの玄関口でもあります。

しかし、そんなヤリ手ビジネスマンがヨダレをたらしそうな付加価値以前に、子供のころから住み、知らない場所なんてもはやないこの福岡という場所で、行政書士として根づき、人々のために何かしたいと自然に考えました。

たしかに東京や大阪のような爆発的な経済規模はありません。

北海道や沖縄ほどの観光的魅力もないかもしれません。

しかし、長い人生において、そういった派手な場所に移住するチャンスもあったのに、出ていくことを選ばなかったのは、やはりこの福岡という場所が好きなんでしょう。



じつは福岡には行政書士が登録ベースで約1700人居ます。(参考:日本行政書士連合会サイトより)

福岡県内のコンビニが約2300件。歯科医院の数が(なんと)約3000であることからすれば、それよりは少ないと言えますが、コンビニに行く客、歯医者を必要とする患者がどれくらい居るかを考えるなら、行政書士という、必ずしも人生において関わるとは限らない職業で、1700人もの数が存在することは、ちょっと驚きではないでしょうか。

(ぼくは、正直クラッときました。そんなに居るの? 資格試験がんばったのに1/1700……?)

数が多いと、当然発生するのが、競争そして淘汰です。

じっさい、行政書士は試験も決して簡単ではない国家資格でありながら、廃業率の高い士業と言われているようです。

たしかに、1700人を相手に競争して、勝つことは生半可ではありません。ていうか、無理です。

でもそれは、他の1700人を蹴落とし、自分が選ばれようと躍起になれば、ではないでしょうか。

地元・福岡で、行政書士として、地に足をつけて生きていく。

そうして、すれ違い、出会い、話す機会を得たささやかな人たちに対し、自分の出来ることを精一杯していく。

これを真剣にやれば、生き残りの難しい行政書士であっても、なんとかやっていけるかもしれない。

ぼくはいま、そう考えています。

marin